みんなで鰹節を削ろう!手づくりする鰹節削り器 in 名古屋市名駅
12月18日(日)名古屋市中村区名駅の株式会社ボニトさんの4階をお借りして「長良杉の鰹節削り器づくり」を行いました。
参加者は午前の部が10名、午後の部が4名でした。
今回強力なパートナーに助けられてとても充実した講座となりました。
10名の参加者を一人で切り盛りすることはやはり大変なことですからね。
今回の会場は㈱ボニトさんの研修や従業員の方の食事などに利用されるキッチンを利用させていただきました。
その為、なるべく汚さないという条件が付きました。
3時間で完成バージョンでは基本、「磨く」ことだけが「汚す」ことになります。
今回は「磨く」ことを遠慮せねばなりません。
その為、帰りにサンドペーパー240番をお渡ししてお家に帰ってから磨いてもらうことにしました(一部お渡しすることが出来なかった方がいます。申し訳ありませんでした。)。
あらかじめ磨いておこうかとも思いましたが、そこまでやってはやりすぎだという思いもありましたが、その為の時間がとても確保できませんでした。
いろいろな会場を経験することは興味深いです。
会場となる所を事前に写真などでで見ていたとしても、実際その場に入ってみないと始まりません。その場の雰囲気を感じ取り、どのように「この場」で行っていくかを考えるのは楽しいことです。
この作業されている写真を見て思うことは、「みんなで一緒につくることは楽しい」ということです。
この削り器づくりでは「ここまでやるか」というくらい親切にしてありますから、「はいどうぞ」とお渡しすれば自宅で一人でもできるわけです。しかし、一人で黙々と作っている姿はやはり寂しいものですよね。
みなさん和気あいあいと、協力して作業を進めていただきました。
板は「木が反る」とのごとく、反ってくれます。
あえて「板目」を使おうとしていますから当然ですよね。
反って隙間が出来ることより「長良杉」の木目の美しさを感じとってもらうことを優先しているのです。
ここが市販の鰹節削り器との際立った違いだと思っています。
この削り器づくりの楽しみのひとつに「引き出しの調整」があります。
事前の加工の段階で「横方向」はすんなりと入り、「縦方向」は入らない状態にしてあります。
それを難儀しながら調整して、うまく入るようになると喜びを感じるのです。
今回はその作業がこの会場では出来ませんので、私が事前に「あと少し」のところまで調整しました。
私の削り器で調整しましたので、確かに「あと少し」なのですが、ここからがなかなか厄介でした。削りすぎてはいけませんからね。
お家に帰ってからやってくださいとは言ったものの、なかなか出来ないものです。
そこで、この場で私がやることにしました。
10人分ですから、それなりにというところで了解していただきました。
その作業と並行して、鉋刃の調整をしてもらいました。
ここからは「強力なパートナー」にお手伝いをしていただきながら進めました。
私は作業しながら半分の耳で聞いていたので、不正確な記述を避けるため写真だけ掲載します。
これは私の備忘録でもあります。
刃の出具合がたいせつですね。
出しすぎないようにすること。
斜めに刃が出ないよう調整すること。
この削り器のサイズにあうのは「亀節」であると、の社内協議(?)
鉛筆削りで削ったようになればいいので、それ以上に「花かつお」のように薄く長く削れることは無い。
「面」をつくること。
広い「面」をつくろうとしないこと。
保存方法のこと。
そして、みなさんに削っていただいた鰹節でお雑煮をいただきました。
おいしくいただきました。
ありがとうございました。
お出汁の話しは大変興味深いものでした。
ますます「お出汁」への関心が高まります。
午前の部は終了予定時刻に終えることができました。
そして、午後からの部です。
午後からは4名の参加でした。
午前とは打って変わった雰囲気です。
どちらも良いと正直思っています。
お子さんも頑張っています。
「焼きペン」上手に使いこなしています。
「い草マット」も製作していただきました。
こだわりの「い草マット」もできました。
写真にもこだわります。
お出汁についてより深い解説もしていただきました。
ありがとうございました。
私にとってとても有意義な一日でした。
「お出汁」についてさらに学んでいこうと思いました。
参加してくださったみなさんありがとうございました。
そして、㈱ボニトのみなさんありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
「手づくりする!長良杉の鰹節削り器」その12 大阪市にて
11月23日(水)大阪市旭区にて「手づくりする!長良杉の鰹節削り器」講座を開催しました。
主催していただいた石川友迦さんから8月中旬にお話をいただいて、この日の開催となりました。
参加してくださったのは5人(総勢11名)で、6台の鰹節削り器が出来上がりました。
開催場所は大阪市旭区新森4丁目です。
当初から自家用車で行くことを考えていました。
京都市までは何回も行っていますが、その先の大阪市まではなかなかお邪魔する機会がありませんでした。
当然カーナビのお力をお借りしなければなりません。
今回はカーナビが言うがとおりに行こうと心に決めていました。
自宅から開催場所まで、ヤフー地図で検索したらジャスト200キロ、時間2時間43分と出ました。
200キロはそれほど遠いという印象はありませんでしたが、
確かに近かった(気持ち的なものも含めて)!
カーナビは草津あたりで京滋バイパス・名神高速道路に行けとおっしゃる。
紅葉シーズンの京都で渋滞するかと心配していましたが、それは避けられたとしても初めての道なので一抹の不安を感じました。
カーナビさんは、左に行けだの、合流に注意しろなど、いろいろご親切に教えてくださるのだが、少々うるさい気がしないでもありません。
しかし、カーナビがなければとうていこの複雑さには対応しきれなかったでしょうね。
そして、よくわからないまま「第2京阪門真IC」で降りて一般道に入りました。
よくわからない状況はその後も続きましたが、すんなり現地まで行くことが出来ました。
ただ、当方の地域ではあまりお目にかかれない「一方通行」に面食らいました。一方通行の標識が意味している方向を理解できず、進入禁止だと思い込んで通過してしまったところに今回の会場があったわけです。そういうものですね。
そして、歩行者を優先するような道路の設計がされている所が多々ありました。
いいことですね。
新森4丁目のことはずいぶんと詳しくなりましたよ。
帰宅後、この日の経路を復習しました。
なるほど、そうなんだと思いました。
今度お邪魔する時はカーナビ無しで行くことが出来ます!
ついでですが、この日高速道路で追越車線に入ったのが2回ほど。あとは走行車線を走り続けました。帰路は一度も追越車線に出ませんでした。
しかも、時速80キロをほぼ堅持しました。
年を取ったせいでしょうか。何の抵抗もありませんでした。瞬間的最高時速が100キロどまりでした。
まあ、時間に十分の余裕ととっていたからだとは思いますが。
さて、今回の講座を主催してくださった石川友迦さんは、淨教寺さんの真向かいにある「つめどころはな」さんのオーナーネイリストで、2階のセミナー室を提供してくださいました。
いろいろとお心配りをいただきました。ありがとうございました。
今回の加工分では、引き出しの底面になる部材の幅が少し短かったです。
前回までの引き出し幅の出し入れ調整の手間を省くためのものでしたが、予想以上に楽に出し入れが出来てしまいます。(上下の部分は入らなく、調整が必要なのは従来通りです。)
その為、取っ手をつける部材と幅が違ってきました。
その微妙な調整をしています。
お二人さん、楽しそうですね。
親子でつくっていただきました。
ありがとうございました。
ご自分の分と、お母様にプレゼントする分もつくられました。
丁寧につくっていただいています。
格好が決まっていますね。
本職ですからね。
さすがに作業は手早いです。
いろいろお手伝いをいただきました。
釘打ち、順調です。
いきなり「焼きペン」に飛びましたが、これは外せないアイテムですね。
良い記念になります。
絵手紙をされていて、その手法で書かれていたようですが、とても素晴らしいものを書いておられました。
贈られるお母様も喜ばれることでしょう。
みなさん、それぞれに個性が出ていますね。
自分で削った鰹節でお出汁をとっていただきます。
鉋刃の調整をしながら削っていきます。
綺麗な色をしていますね。
今回鰹節を持参しました。
「背」と「腹」の両方をもっていきました。
「背」と「腹」の違いはいかがでしょうか。
そして、おまけの「い草マット」づくりです。
こちらも楽しいですね。
そして、集合写真を撮って終了となりました。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!
最後に参加者の方からいただいた素敵な写真の一部をご紹介いたします。
そして「のぶちゃん先生」の写真です。
ありがとうございました(^^)
「手づくりする!長良杉の鰹節削り器」顛末記 その11
11月20日(日)組合会館にて「手づくりする!長良杉の鰹節削り器」講座を開催しました。
7組(総勢11名)の参加でした。
岐阜県瑞穂市の「惣菜屋Mam825」さんがお声掛けしてくださり、今回の開催となりました。
仲の良い楽しいお仲間同士です。
楽しい一日を過ごすことができました。
削り器づくり、今後も続きます。
その部材が「これ見よがし」と並んでいます。
長良杉の板を60人分(のはず)調達して加工屋さんに持ち込んで、出来上がった部材が90人分でした。
お子さんも大活躍!
これっていいですよね♪
「取っ手」の部分でそれぞれの個性を発揮していただきましょう。
最近は取っ手に「桜の枝」を選ぶ人が多いので、それしか用意しなくなりましたが。
桜はとってもよいのです。
この細い桜の枝をノコギリで好きな長さに切ります。
「のぶちゃん先生」が切ることも多いのですが、やはり参加者が行うのがよいですね。
そしてメインイベントの釘打ちです。
お子さんも頑張ってます。
指は打たないでね。
すんなり打てるところと、そうでないところがありますね。
そういう違いがあることを体験してもらうことも良いことですよね。
引き出しに取っ手部分を取り付けます。
小さいお子さんは椅子に立っての釘打ちです。
こういう時に踏み台(ミルクスツール)があるといいですよね。
今後常備しておきましょう。
磨きをしましょう。
どんどん綺麗になりますよ。
完成しました。
鉋刃の調整をして、試し削りをしました。
いい感じに削れました!
9時に開催して、11時40分ごろになりました。
参加者の方はここから自由解散となりますので、記念撮影をおこないました。
さて、これからお待ちかねの「焼きペン」です。
出来上がりです。
かわいい!
すてき!
そして、
どうです!
すご~い!
みなさん、すてきな「長良杉の鰹節削り器」ができましたね♪
参加してくださったみなさん、ありがとうございました!
これからもよろしくお願いします(^^)
<平成28年>年内の日程です
「いま」のはじまり
いろいろブログをかじってはやめ、今このブログにたどりつきました。
さて、今の活動の原点は10年程前にさかのぼり、さらに言えば20年程前が本当の原点と言えるでしょうが、それは後々機会があれば紹介したいと思います。
しかし、今の活動の本格的なはじまりと言えば、以下のブログの記事ではないでしょうか。
2012年11月26日の「さくらクラフト」ブログの記事です。
お題は「ミルクスツールづくり」です。
懐かしさのあまり、また、決意新たにするという意味でご紹介いたします。
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「さくらクラフト」主催で11月25日(日)に「ミルクスツール」づくりを行いました。
場所は「さくらクラフト」が拠点としている各務原市須衛町にある岐阜木材流通団地協同組合の組合会館。
参加していただいたのは6名のお母さんとそのお子さんたち。11月10日(土)の「かかみがはら産業祭」での出会いから実現しました。
実はこれは8月26日(日)、ある小学校に募集をかけて行った「ミルクスツール」づくりの第二段ということになります。
8月26日は「岐阜木材青壮年会」との共催で行いました。スタッフのおじさんたちが並んでいます。
さて、11月25日の今回はまずスツールづくりとは関係ない朴(ほお)の木の丸太切りから見学していただきました。
そしてその丸太からつくる「器」の見本も見てもらいました。
というのは同じ会場で「生木の木工教室」が行われいたからなのです。
みなさん興味津々の様子でした。
今回使用した材の座面はキハダという木です。
樹皮の薬用名は黄檗(オウバク)といい胃腸薬などに用いられています。
私はそのことしか頭になかったのですが、お母さんたちから染料に利用したいといわれて
袋いっぱいの樹皮を持ち帰っていただきました。とっていておいて良かった、、、
脚はミズメとサクラ。岐阜木材団地内でその枝を切ったのですが、この状態ではほとんど見分けがつきません。
ミズメはミズメザクラと材木屋の世界では呼ばれていますが、(ミズメは)カバノキ科でバラ科(注:現在はサクラ科として分類されているようです)のサクラとは違います。
ミズメは樹皮をはがすとサルチル酸メチル(サロメチール)の匂いがするのですが、今回は乾燥していたからなのかその匂いを体感していただくことは出来ませんでした。
ちなみにミズメは私が一番好きな木です(「さくらクラフト」ではなく「みずめクラフト」にしなければいけませんね、、、)その白い肌がなんともいえません。
私の不手際などで参加者の方にご迷惑をおかけしたところもあったと思いますが、「生木の木工教室」の加藤先生に救いの手をいただきながら完成にこぎつけました。
(集合写真が2枚ありますが割愛しています)
そして参加者の皆さんに喜んでいただきました。
参加していただきありがとうございました。
これからこうしたことを定期的に開催していきたいなと思っています。
これからもよろしくお願いします。
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森の恵みのものづくり事業
各務原市の「平成28年まちづくり活動助成金」の交付をいただいています。
今年は2年目の事業となります。
明日がその中間報告書の提出期限日です。
今その作成をしていて、今日の午後3時過ぎに市役所に行きます。
当初の計画では一年をとおして「ミルクスツールづくり」でした。
実施したのは、5月・6月・7月です(「ハイミルクスツール」はカウントに入れていません)。
これ、結構準備が大変です。
今後は「電動機械」の手助けを借りようと思っています。
継続していかなければならない基本中の基本アイテムですからね。
この助成金事業は中断していましたが、作るものを変更して「長良杉の鰹節削り器づくり」で、11月・12月・1月・2月に実施します。
その変更計画書には、11月27日(日)・12月25日(日)・1月22日(日)・2月19日(日)に実施することにしてあります。
募集チラシは11月27日(日)実施分しか作っていません。
それ以降の分を早急につくって市内各所で配布したいと思っています。
この「森の恵みのものづくり事業」と銘うったのは(どこかから拝借したのかもしれませんが)、なかなか良いではありませんか。
「のぶちゃん先生の木工教室」とは「森の恵みのものづくり事業」であることを、みなさんにきちんとお話できるよう整理します。
ブログも新しくしたことですしね。
はじめまして
11月15日(火)午前中「ぎふ清流文化プラザ」に行き「こども芸術村・作品展」のあとかたづけを行いました。
私と男性のMさんと女性のMさんの3人で2時間ほどで片付けが終わりました。
よく動く3人です。
私と男性Mさんの軽トラック2台ですべて積み込むことができました。
そして、私の活動拠点まで運び、これから暇をみては処分していきます。
そのMさんとの雑談のなかで「ライアー」という楽器の存在を知りました。
「音楽療法」に使われたりしているようです。
これを手づくりする講座を開催してくれたら参加するとのことです。
ネットで調べてみたら、私の木材コレクションでも作れそうだと思いました。
今度試作してみようと思います。
「のぶちゃん先生の木工教室」のメニューがまた一つ増えそうです。
ちなみに、そのメニューとは
(いままでおこなってきたもの)
カッティングボード
スプーン
お箸
ミルクスツール
鰹節削り器
など
(これからの予定として)
ミニキッチン
ライアー
といったところです。
ところでブログをこちらで新たにはじめようと思っています。
よろしくお願いします。