1年間よくやりましたね♪「手づくりする!鰹節削り器」
7月30日(日)愛知県岡崎市で「手づくりする!鰹節削り器」ワークショップを行いました。
主催してくださったのは、『いのちをつなぐ食育cafe「Evelina Mamma」』さんです。
いろいろお世話いただきありがとうございました。
参加者は23組。
昨年の8月13日(土)に開催してから、この1年間で丁度200台到達という記念すべきワークショップとなりました。
参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
この講座の初っ端の8月13日(土)の様子ですが、削り器の完成度はいざ知らず、ワークショップとして私にかなり強烈なインパクトを与えてくれました!!!
なにせ参加者が、、、、強烈な人ですからね(笑)
今回の講座のレジュメの一部分から、、、、
『2016年8月13日に土岐山さんに来ていただいての製作を皮切りに2017年6月24日までの講座のなかで177台作りました。活動拠点の岐阜木材流通団地協同組合会館で52台、出張講座で125台作りました。出張先は、7か所でのべ9回開催しました。愛知県長久手市、東京都港区(2回)、大阪市(2回)、吹田市、名古屋市、岡崎市、岐阜県多治見市です。』
これに今回の分を加えると「200台作り、そのうち出張講座で148台、岡崎市で2回開催」となります。
どの講座もそれぞれ思い出深いのですが、そのなかの一つを紹介しましょう♪
この人がいるとインパクトがかなり強烈ということで、、、、(笑)
いまのサイズの鰹節削り器を指定し、3時間で作れるようにと指令をいただいた、恩人ですからね\(^o^)/
最初の頃は(というかつい最近まで)鰹節削り器自体を作ることに精一杯で、鉋の刃のことや鰹節の削り方について、丁寧に対応することが出来ていませんでした。
この点、本当に申し訳なく思っています。
しかし、最近になってようやくそちらのほうにも充分対応出来るようになりました。
まだまだ研鑽を積まなければなりませんが、もう全国どこへ行っても大丈夫だとの自信が出来ました。
ということで、突然ですがみなさん落語はお好きでしょうか?
私は好きです。「笑点」が大好きでしたが、最近観る機会が無くなりました、、、
私の好きな落語家は、3代目桂三木助です。そして、一番好きな落語はこの3代目桂三木助の「三井の大黒」です。
江戸時代の大工の風情がまるでその場に居るように生き生きと伝わってきます。
「大工の世界で、神様といわれ、名人といわれた、飛騨の甚五郎先生」が主人公ですが、むしろ「大工の棟梁政五郎」が主人公ではないかとも感じられます。
みなさん一度聞かれてはいかがでしょうか(^^)
私の親は岐阜県飛騨地方の出身です。母親は「飛騨の高山」出身です。
「飛騨の甚五郎」が自慢でした。
小さい頃、よく話を聞かされた甚五郎のことが、いま新たに蘇ってきました。
「かにかくに物は思はじ飛騨人の打つ墨縄のただ一道(ひとみち)に」(万葉集)
「甚五郎のようになりたい」
技術的なことではもちろんありません。
気ままに全国を旅する姿に憧れます。
「漫遊記」ですね♪
いろいろな所に出かけると、いろいろ面白い人に出会えてとても楽しい♬
お声掛けいただければ、全国どこにでも出張いたします!!!
今後ともよろしくお願いします(^^)
その落語にでてくる「上方ではどうか知らないが、江戸では道具箱を おもちゃ箱 と呼んでいる」そうな。
「削り器」につづくアイテムとして「おもちゃ箱」も面白いかもしれない、、、、
7月・8月の日程
「のぶちゃん先生の木工教室」
【 7月の日程です 】
★7月9日(日) 午前10時から午後4時まで
食育部(?)は、
のぶちゃん先生のふわふわ出し巻き卵が食べれる日
+
初挑戦!無添加手づくりウインナーの試食会
を開催!
木育部(?)は、お箸づくりを考えていますが、特に当てはないけど、という参加も大歓迎!
≪ 夏休み組合会館開放日 ≫
★7月16日(日) 午前10時から午後4時まで
★7月23日(日) 午前10時から午後4時まで
鰹節削り器づくりについては、組合会館開放日に行うことも可能です。
お一人様でも大丈夫ですので、お問い合わせください。
☆☆☆8月の日程 夏休み組合会館開放日☆☆☆
★8月11日(金) 午前10時から午後4時まで
★8月12日(土) 午前10時から午後4時まで
8月後半の日程については、7月中旬にお知らせします!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お問い合わせ・お申し込みは、
メールアドレス:nobu.iwade@gmail.com
または、フェイスブック 岩出信彦 まで
お願いします。
2017年版鰹節削り器が始動!大阪編ですねん♬
6月17日(土)に大阪市淀屋橋、6月24日(土)に吹田市で鰹節削り器づくりWSをおこないました。
今回分から少し仕様を変えていますので、「2017年版鰹節削り器」と呼ぶことにしましょう。
この鰹節削り器は、岐阜県岐阜市で毎年秋に開催されている体験型イベント「長良川おんぱく」にエントリーすることからはじまりました。
2015年から鰹節削り器づくりをしていますが、2015年版は「鰹節削り器博物館」で埃をかぶっています(笑)
2016年版は2016年8月からスタートし、バージョンアップを繰り返し、完成度が高くなって約150台近くを製作しました。
今回の改良で削り器としてはほぼ完成形と位置付けていいでしょう。
来月末の愛知県岡崎市で合計200台を超えるでしょう。
これからの課題は、作ったあとの「削り方」の指導です。
淀屋橋では(有)タイコウの稲葉泰三さんが削り器づくりに参加してくださいました。
その中でミニ講習をしてくださいました。
本当にありがとうございました!!!
いままでは「作ること」に手いっぱいで「削り方」「刃の出し方」が疎かになっていました。
これからは、削り器を早く仕上げ、それを如何にしたら家庭で使っていただけるかに重点を置いて講座を進めていきたいと思っています。
さて、今回の改良は、鉋台と蓋のところです。
糸のこ盤での作業は一台あたり3枚ありましたが、今回から以下の写真のように一枚にしました。
他の2枚は切り抜きではなく、貼り付けにしました。
こんな準備作業もやっていますよ。
引き出しの取っ手をつける部分の板が課題と言えば課題です。今回もこの部分に改良の余地があることをあらためて認識しました。
しかし、解決の目途はたっています。
ここは企業秘密?!(笑)
この削り器では、引き出しがこれくらい出るようにしています。
ここで、出し入れの「止め」の役割をしようというわけです。
「ちょっと出た」感もオシャレでいいんじゃないでしょうか。
手づくりは手づくりでいいのですが、「治具」の使用の大切さを痛感しました。
今回準備で思った以上に手間取りました。その中からいろいろ気づきもあったわけですが、準備作業を効率化し、他の必要なことに時間を振り分けることがとても大切だと思いました。
「柄を合わせる」のも手慣れてきましたよ。
ギリギリまで準備に追われました。
直前にならないとエンジンがかからないのを何とかしなければなりません!
淀屋橋では写真が撮れていなかったので、集合写真だけですが、とても楽しかったです♬
2週続いての開催はなかなか大変ですね。
準備が遅れていて直前までバタバタしてしまいました。
そして、無事吹田市での当日を迎えることができました。
午前の部と午後の部の集合写真です。
写真でもわかるように、それは楽しいWSでした!
場所も専用の木工室で新しくきれいな快適な環境の中で作業をすることができました。
午前の部の様子です。
みなさん、いい出来栄えです。
鰹節もうまく削れました。
午後の様子です。
無事完成しました。みなさん磨きも熱心でした。「焼きペン」作業も個性的で楽しいものが出来上がりました。
そして、鰹節もうまく削れましたね。
つい手が伸びてしまいます!
午前と午後は雰囲気が違いましたが、どちらも楽しい時間を過ごすことができました。
子どもさんが、熱心に作ってくれたことがとても嬉しかったです。
これからのひとつの方向を示してくれた一日でした。
参加してくださったみなさん、そして主催者様、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします(^^)
長良杉の鰹節削り器づくり in 岐阜県多治見市
さすが多治見市です!
とても「あつい」一日でした!!!
4月2日(日)岐阜県多治見市小泉町の小泉公民館多目的実習室で「かつお節削り器を作っておだしを味わおう!」講座が開催されました。
とても良い会場で木工教室開催には最適のところでした。
アクセスも非常に良く、私の自宅からすぐ近くの国道248号線バイパスにのれば一直線で多治見市に入り、あとは交差点の標識にしたがうだけで難なく到着することができました。実は詰めが甘く会場の手前で迷子になってしまいました。でも次回からは完璧に行くことができます(また呼んでくださいネ)。
この実習室の前に駐車場があり、そこに車を停めれば荷物の搬入がスムーズにおこなえました。
材料は念のため24台分用意しました。
それでも思ったほどの荷物量にはなりませんでした。
「かつお君テーブル」を持参しました。組み立て式ですから会場で脚を差し込んで講師用テーブルとしました。これはそれなりに重宝しましたが、みなさんが作業をしているとき私がバタバタと動き回っていたら脚をひっかけ、テーブルの脚が外れて天板がバターンと崩れ落ち、みなさんをビックリさせてしまいました。やはり脚は固定しておかなければいけませんでした。
どうもこの講師用テーブルは必要無いように思います。次回からは持参しないことにします。
講座の開始は午後1時からです。私は1時間前に到着しました。
今回の講座を企画してくださり、またお出汁のことを担当してくださる「だしソムリエ一級認定講師」の日比野朱美さんもすでに到着されており、会場設営に協力していただきました。
12時30分ごろから参加者の方が続々集まってきます。
参加者は19名(出来上がりは最終的に20台)でした。親子での参加は1組だけで、あとは男女入り混じった大人の方たちでした。皆さんのやる気がひしひしと感じてきます。
この人数ですから準備は怠りなくしてきたつもりですが、鰹節削り器づくりで一度にこれほどの参加者を相手にしたことはありません。皆さんが着席しいよいよはじまる時の眼差しに緊張が走ります。
日比野さんからの開会のあいさつのあと、最初に鰹節とお出汁について日比野さんからお話しいただきました。
次男坊カツオ解体君の出番です。
私は柄にもなくホワイトボードを利用させていただきました。癖になりそうです。
19名の参加者のうち男性が7名でした。この男女比はすごいです。今回は男性の参加が多く嬉しかったです。
今回は前回の岡崎市での反省を踏まえて、女性のペースに合わせて一つ一つの作業をゆっくり確実に行うようつとめました。
それでもいつもの癖が出て先走りや言い忘れもありました。
うまく伝わらなかったところもありました。
予想以上に引き出しの出し入れに難儀する方もありました。
しかし、私の修正作業と参加者の方が自ら行った修正作業で、最終的にはみなさん無事に完成することができました。
そのことが私自身とても嬉しかったです。
今回参加者が多かったので「取っ手」はあらかじめこちらが用意したものを使っていただきました。時間の制約もあるので、今後もこのやり方でいいのではないかと思います。
さて、本体と引き出しのボンド付け、取っ手の取り付けが終わったので、いよいよメインイベントの釘打ち作業です。
いや~凄まじかったです!
19人が一斉に釘を打つとどうなるか!打っている本人は楽しいかもしれないけれど、はたで聞く身には辛いものもありました(笑)
釘打ちはほぼ完璧でしたが、一番簡単だと思っていた13ミリの長さの釘打ちにトラブルが何台かありました。おかしいなと思っていたのですが、いまブログを書いていて思いあたりました。(自分用:下穴が貫通していなかったから)
講師の日比野さんと小泉公民館の柴田さんには、いろいろお手伝いいただきました。
また、参加者へのアドバイスやお手伝いもいただきました。
とても助かりました。ありがとうございました。
また同じテーブルの参加者同士協力して作業を進めていただきました。
これもとても嬉しいことです。
こうしたことはとても大切なことだと思います。
そして最後に鰹節と利尻昆布出汁のお吸い物を用意していただき、参加者の方に味わっていただきました。
そして参加者が試し削りで削った鰹節は「ねこまんま」で味わっていただきました。
とても美味しかったですよね♪
今回参加してくださったみなさん、そして、いろいろお世話をおかけした日比野さん、柴田さん、本当にありがとうございました。
とても良い一日でした。
これからもよろしくお願いします。
そして、今後も「手づくりする!長良杉の鰹節削り器」出張講座開催します!
お気軽にお声掛けください!
よろしくお願いします(^^)
手づくりする!鰹節削り器 in 愛知県岡崎市
はじまりは2016年8月13日(土)でした。
そして、2017年2月26日(日)でみなさんに作っていただいたものが110台になりました。
「手づくりする!鰹節削り器」がです。
その記念すべきワークショップは、こちらです☆
↓
さて、講師姿も板に付いてきたでしょうか?
2月26日(日)の午前の部の参加者の方からいただいた写真です。
ありがとうございました。
後ろには主催者で料理担当の「Cafe & Restaurant Bar FaNaKa 店長」の海津貴則さんと鰹節の講師「株式会社ボニト だしソムリエ協会認定
お二人には私の足らない分を補っていただきました。ありがとうございました。
午前の部は9台作りました。総勢15人ぐらいでした。
午後の部は5台作りました。総勢9人ぐらいでした。
自宅から会場までの距離は岐阜県多治見市経由で80キロほどです。一般道で2時間。東海環状道を使うと40分程時間の節約になります。名神東名経由だと距離が20キロほど遠回りになりますが時間はほぼ同じです。
過去の苦い経験から敢えて高速を使うことにしました。往路は東海環状道を使いました。通行する車の数が少なく快適に走ることが出来たましたが、東名へ入る分岐が常に気がかりでした。東名岡崎インターで降りてから会場までは、極めてわかりやすかったです。
午前9時に行きますと言っていて、その通り9時に着くことができました。
ついでに言っておきますと、復路は東名から名神、そして東海北陸道を使いました。やはりこちらの方が私は好きです。車の量が多くて寂しくないからです。
素敵なお店「Cafe & Restaurant Bar FaNaKa」さんから見た景色です。私が撮りました。
今回参加してくださったみなさんはバラエティに富んでいました。
そうした方と一緒に作れたことが、今回の私にとって一番良かったことです。
午前の部です。
午後の部です。
午前の部の制作風景です。
以上の写真は海津さんにいただいたものです。
ありがとうございました。
(以下は私が撮った写真です)
解体君です。
小笠原さんと一緒に来た長男君です。ちなみに私のは次男君です。
今回はダブル講師でした。
まず最初の30分(ちょっとオーバーしましたが)小笠原さんが「お出汁」について話してくださいました。
みなさん熱心に聞かれていました。真剣な表情です。その姿に感動しました。
いいコンビではありませんか。
このような形式は今後も続けていけれたらと思っています。
ぜひ小笠原さんのお話をお聞きください。
笑いを交えた話は聞きごたえがありますよ。
さて、つぎに制作のほうの話をしていきましょう。
削り器に関して、形状寸法等これはひとつの完成形でしょう。
迷いもありました。とくに、鉋台と蓋の糸のこ盤での切り抜き作業です。
もっと良い方法もあるかもしれません。しかし、木工の基本を体験するというこの作業は外せません。
今は3時間製作バージョンですが、当初想定していた「一枚の板を切ることからはじめる」ということを将来どこかで実現したいので、その時までこのままとっておくことにしましょう。
問題は、どのように製作を進めていくかです。
ハードではなくソフトの問題ですね。
今回引き出しが本体に入りませんでした。
事前準備では一応すんなり入るようにしたつもりでした。
しかし、実際ボンド付けして釘を打ったら入りませんでした。
少々気楽に考えていたので、焦りました。
修正に思いのほか苦労しました。
海津さんから指摘していただきました。
男性脳と女性脳の違いをわきまえて行う事。
海津さんはそのことを踏まえて教室で実践されています。
今後私がおこなっていくことは、、、
最初に大雑把に流れを説明するにしても、作業は一つづつ順を追って行う事。
ひとつの作業を確実におこなう事。出来ているかを確認して次に進むこと。
ひとつひとつを確実にこなしていくことで結果も良くなるし、時間短縮にもつながりそうです。
そして仮に不都合が出た場合の修正方法をしっかり準備しておくこと。
今回その為の道具をもっていかなかったことは油断でした。
次につながる私の良い体験ができました。
そして、鰹節の削り方は小笠原さんに指導していただきました。
さすがですね。
うまく削れましたよ。
いい感じです。
お子さんも楽しそうです。
そしてこのワークショップでははずせない「焼きペン」です。
みなさん夢中です。
いい感じですね。
参加してくださったみなさんありがとうございました。
そして、スタッフのみなさんに感謝いたします。
とくにお子さんたちには、荷物運びから会場設営、そして後片付けまでお手伝いいただきました。ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
そして、4月以降さらなる展開をしていきたいと思っています。
みなさん、よろしくお願いいたします。
組合会館への抜け道?
広葉樹木材市は毎月12日頃の木曜日に開催されます。
今月はまさに12日(木)にあります。
その為、今日の祝日は出勤です。
成人の日に休めた記憶がありません。
会社の土場が手狭になったので、真向かいの会社の空いたところをお借りして、木材を陳列しています。
以前、その整地をする時、荒れた組合所有の雑木林を一応きれいにしました。
今日はここで「いいもの」を見つけました。
それを、休憩時間に組合会館に持って行こう思いました。
葉っぱも落ち、雑草もないので、歩きやすいですから、久しぶりに「林道」を歩いてみたくなりました。
林道から会社を眺めてみました。
対照的な世界が側溝を境に広がっています。
どちらが良いのでしょうか。
この林道は地元の人が、ず~と向こうにあったという幻の「美味しい栗」を拾いに行くために切り開いたとか。
今はタケノコを目当てにこの林道を利用しているようです。
林道から上は地元の人の所有なので、入ってみたいのですが、見るだけです。
所有者は細切れに分割されているようです。
正確には、林道から1メータぐらい下に境界があり、そこから上が地元の人の所有地です。
この境界に沿って桜の木が植えられており、何とか通ることが出来る道があります。
「けもの道」というのでしょうか。
いやいや桜街道を整備しましょう。
写真は組合会館からの帰り道に撮ったので、この写真は組合方向から撮ったものです。
見通しが明るいです。
この木材団地が出来て40年になるので、わけのわからない構築物があります。
当然何らかの目的があったとは思いますが。
ここで地元の人はたき火をしていました。
「山神」に年頭のご挨拶をするためです。
ここを境にさらに奥に進んでいくと(東方向)、だんだん荒れてきます。
竹が浸食してきています。
竹を何とかしたいものです。
少なくとも組合の所有地は。
以前、岐阜県立森林文化アカデミーの生徒さんにきれいにしていただいたのに、また荒れてきています。
組合会館裏のこの一角は、一応各務原市の文化財保存地区に指定されています。
ですので、木材団地造成前の姿をとどめています。
文化財とは「須惠器のかまど」跡です。
だんだん組合会館に近づいてきました。
組合会館からの登り口です。
組合会館にたどりついて、何をしたかったのでしょうか。
どちらが本物かわかりますよね。
正解は向かって右側です。
本物の山桜です。
右側は桜の樹皮を貼り付けた、いわゆる貼りものです。
本物はやはり良いねというお話でした。
みんなで鰹節を削ろう!手づくりする鰹節削り器 in 名古屋市名駅
12月18日(日)名古屋市中村区名駅の株式会社ボニトさんの4階をお借りして「長良杉の鰹節削り器づくり」を行いました。
参加者は午前の部が10名、午後の部が4名でした。
今回強力なパートナーに助けられてとても充実した講座となりました。
10名の参加者を一人で切り盛りすることはやはり大変なことですからね。
今回の会場は㈱ボニトさんの研修や従業員の方の食事などに利用されるキッチンを利用させていただきました。
その為、なるべく汚さないという条件が付きました。
3時間で完成バージョンでは基本、「磨く」ことだけが「汚す」ことになります。
今回は「磨く」ことを遠慮せねばなりません。
その為、帰りにサンドペーパー240番をお渡ししてお家に帰ってから磨いてもらうことにしました(一部お渡しすることが出来なかった方がいます。申し訳ありませんでした。)。
あらかじめ磨いておこうかとも思いましたが、そこまでやってはやりすぎだという思いもありましたが、その為の時間がとても確保できませんでした。
いろいろな会場を経験することは興味深いです。
会場となる所を事前に写真などでで見ていたとしても、実際その場に入ってみないと始まりません。その場の雰囲気を感じ取り、どのように「この場」で行っていくかを考えるのは楽しいことです。
この作業されている写真を見て思うことは、「みんなで一緒につくることは楽しい」ということです。
この削り器づくりでは「ここまでやるか」というくらい親切にしてありますから、「はいどうぞ」とお渡しすれば自宅で一人でもできるわけです。しかし、一人で黙々と作っている姿はやはり寂しいものですよね。
みなさん和気あいあいと、協力して作業を進めていただきました。
板は「木が反る」とのごとく、反ってくれます。
あえて「板目」を使おうとしていますから当然ですよね。
反って隙間が出来ることより「長良杉」の木目の美しさを感じとってもらうことを優先しているのです。
ここが市販の鰹節削り器との際立った違いだと思っています。
この削り器づくりの楽しみのひとつに「引き出しの調整」があります。
事前の加工の段階で「横方向」はすんなりと入り、「縦方向」は入らない状態にしてあります。
それを難儀しながら調整して、うまく入るようになると喜びを感じるのです。
今回はその作業がこの会場では出来ませんので、私が事前に「あと少し」のところまで調整しました。
私の削り器で調整しましたので、確かに「あと少し」なのですが、ここからがなかなか厄介でした。削りすぎてはいけませんからね。
お家に帰ってからやってくださいとは言ったものの、なかなか出来ないものです。
そこで、この場で私がやることにしました。
10人分ですから、それなりにというところで了解していただきました。
その作業と並行して、鉋刃の調整をしてもらいました。
ここからは「強力なパートナー」にお手伝いをしていただきながら進めました。
私は作業しながら半分の耳で聞いていたので、不正確な記述を避けるため写真だけ掲載します。
これは私の備忘録でもあります。
刃の出具合がたいせつですね。
出しすぎないようにすること。
斜めに刃が出ないよう調整すること。
この削り器のサイズにあうのは「亀節」であると、の社内協議(?)
鉛筆削りで削ったようになればいいので、それ以上に「花かつお」のように薄く長く削れることは無い。
「面」をつくること。
広い「面」をつくろうとしないこと。
保存方法のこと。
そして、みなさんに削っていただいた鰹節でお雑煮をいただきました。
おいしくいただきました。
ありがとうございました。
お出汁の話しは大変興味深いものでした。
ますます「お出汁」への関心が高まります。
午前の部は終了予定時刻に終えることができました。
そして、午後からの部です。
午後からは4名の参加でした。
午前とは打って変わった雰囲気です。
どちらも良いと正直思っています。
お子さんも頑張っています。
「焼きペン」上手に使いこなしています。
「い草マット」も製作していただきました。
こだわりの「い草マット」もできました。
写真にもこだわります。
お出汁についてより深い解説もしていただきました。
ありがとうございました。
私にとってとても有意義な一日でした。
「お出汁」についてさらに学んでいこうと思いました。
参加してくださったみなさんありがとうございました。
そして、㈱ボニトのみなさんありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。