かつお節とねこまんま 1

4月20日(金)の大阪市梅田での鰹節削り器づくりを終え、次は5月20日(日)の富山市での開催となります。

 

少し間があきますので、その間にいままでの活動を振り返っていきたいと思います。

 

連載物にしようと思います。


今後の削り器づくりの資料となればと思っています。

 

写真は2014年6月に撮影したものです。


「のぶちゃん先生の木工教室」が本格始動し始めたころのものです。

 

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最近はおかげさまで出張講座が多くなりました。


東京まで370キロ、大阪まで200キロ、京都まで160キロなどと車で来ましたという時、それはどこからなの、と問われた時、今までは勤務先と活動拠点がある岐阜県各務原市と答えてきました。


しかし、つい最近は岐阜県関市と答えるようになりました。


私は、そこで生まれそこで育ち、一時期を除いてずっとそこに住んでいます。
好き嫌いはともかくも、やはりしっくりくるのは岐阜県関市です。


最近は、名刺や案内資料には私の住所を載せることにしています。

 

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そこで、岐阜県関市の紹介をします。

 

ウィキペディアの助けを借りて紹介します>

関市は、日本の中部地方・東海地方の岐阜県にある市

日本全体の人口重心が存在する

面積 472.33㎢
総人口 約88,000人
人口密度 186人/㎢

市の木  杉
市の花  きく
市の鳥  かわせみ
市の魚  あゆ
市の色  わかくさ色

岐阜県の中央部(中濃地方)に位置し、岐阜市に隣接、名古屋市から約40キロ距離にある。

2005年(平成17年)の合併により美濃市を挟むようにV字型のいびつなかたちの市域になった。その合併により現在日本の人口重心地は関市内(旧武儀町域内)に位置している。

市名は市内にあった濃州関所に由来。

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<以下、関市観光協会の案内より>

関は700有余年の伝統を持つ刃物のまち。

関市に刀鍛冶が誕生したのは鎌倉時代。刀祖「元重」がこの関の地に移り住み、刀鍛冶を始めたといわれています。良質の焼刃土と炉に使う松炭、そして長良川と津保川の良質な水・・・刀鍛冶にとって理想的な風土条件を備えたこの土地にいつしか多くの刀匠が集まりました。室町時代には刀匠が300人を超え、「折れず、曲がらず、よく切れる」といわれた関の刀は、その名を全国に広めていきました。戦国時代には、武将の間で愛用され、無類の切れ味を発揮したといわれています。特に「関伝」を有名にしたのは、「関の孫六」で知られる「二代目兼元」です。兼元(孫六)は、独特の鍛刀法(四方詰め)により頑丈な刀を作ることに成功しました。その後、関市は日本一の名刀の産地として繁栄し、この卓越した伝統技能が現代の刀匠や刃物産業に受け継がれています。そして、今や世界でも有数の刃物の産地として知られています。

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関市でお薦めの観光に「小瀬鵜飼」があります。

どちらかといえば観光化されていない、昔ながらの素朴な(本来?)の鵜飼観光が楽しめます。←これは私個人の思い。

http://www.city.seki.lg.jp/kanko/0000001578.html

 

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原点はここにあり!

過去を振り返るために、ため込んでいる画像を見直しています。

「かかみがはら産業祭」が今の活動の原点であろうと、まず「産業祭」関係の画像をあたってみました。

 

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まさに今の「手づくりする!鰹節削り器」の原点がここに有ったのだと思いました。

 

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すなわち「釘を打つことです」!!!

 

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岐阜県各務原市(かかみがはらし)に岐阜木材団地があります。

各務原市は航空宇宙関連産業と金属加工が盛んな、岐阜県内においては工業出荷額でトップの座を大垣市とあらそっています。
金属の町という感じですから、木材とは縁の無い感じで、市民の方もこの木材団地の存在を知らない方がほとんどです。
それもそのはず、この木材団地にある企業の多く(?)が岐阜市から「追われて?」この各務原市の北のはずれにたどり着いたのです。

岐阜県には木曽川揖斐川長良川があります。
長良川は制度上?木曽川の支流に位置付けられています。
木材の運搬では木曽川が有名ですが、長良川でも木材は細々ではありましょうが上流から流れてきました。それを、「長良川鵜飼」で有名な「長良橋」近辺で陸揚げされました。
そこには、材木を扱う業者が集う材木町がありました(いまでもあります)。
木材の運搬が川から鉄道にかわると、現在のJR岐阜駅の近辺に移動しました。
そして、トラックでの運送が盛んになると岐阜市の南の田んぼや畑の多い所に移動しました。
岐阜市も市街地化が進み住宅が建ち始めると、ホコリや騒音の苦情が出始めました。
そうこうしているうちに、移転の話が持ち上がり41年前に現在のところに移転してきました。

岐阜県の肝いりでスタートした岐阜木材団地は、当初の目的を「木材利用拡大の情報発信基地」にしよということでした。
その目的は頓挫しましたが、かたちを変え「木材団地から出る端材」を有効活用しようという木材団地内の有志の活動に引き継がれました。

この「かかみがはら産業祭」での無料木工体験会は15年ぐらい前からおこなっていますが、当初は企業PRが主で、盛り上がったのは最初の1~2年です。その後は、だんだん尻つぼみになっていきました。
そこで、2007年(平成19年)に岐阜木材団地内の有志8人が集まり「さくらクラフト」という会を立ち上げ、不定期ではありますが木工教室を開催してきました。
その有志のメンバーの目的には仲間同士の親睦ということもあり、年に1~2回の親睦旅行を楽しみにしていました。

しかし、現在この会はメンバーの仕事量や責任の増加と年齢の積み重ねにより、活動参加への余裕が無く、この会は休眠状態です。

今は私だけで孤軍奮闘しています。

 

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というわけで、これ以降は私中心の話が展開されていきます。

 

 

岐阜県各務原市(かかみがはらし)に岐阜木材団地があります。
創設して41年が経過しました。

岐阜木材団地では、この41年間にいろいろなことがありましたし、現在進行形でいろいろなことが起きています。

私個人に限ってみれば、今からさかのぼる10年程前のある方との出会いが大きな転換点となりました。

その方とは、岐阜県立森林文化アカデミーの松井勅尚(ときなり)教授です。

まだ岐阜森林文化アカデミーが創立間もない頃だったと思いますが、各務原市の依頼を受けて生涯学習講座を開催するにあたり岐阜木材団地の組合会館を貸してほしいと依頼に来られたのです。

その初対面の印象が衝撃的で、いい意味で今までに会ったことがないという素敵な方でした。

「いつのころからか学校教育の中で木工が無くなってしまった」との言葉はいまだに強烈に心に残っています。

今おこなっている私の木工教室は、松井先生がおこなう講座を目標にしているといってもいいでしょう。

写真は、2014年に松井先生をお招きして「お箸づくり」講座を開催した時のものです。

「のぶちゃん先生の木工教室」として活動を本格化させていた頃です。

現在の活動は「鰹節削り器づくり」を中心におこなっていますが、今の活動の原点は松井先生との出会いであったことを忘れることなく進めていきたいと、改めて心に誓っているのです。

 

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長良川おんぱく2017「長良杉でつくる鰹節削り器」11月12日in組合会館

木工の基本は「ノコギリ」と感じた一日でした!

 

11月12日(日)に「長良川おんぱく2017『長良杉でつくる鰹節削り器』」を開催しました。

 

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午前の部で8台、午後の部で4台、製作しました。

 

参加者は総勢12名でした。

 

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家族連れあり、年配の方あり、そして何より女子高生が参加してくれたのが嬉しかったです。

こういう若い人が関心を持ってくれたことが、とてもうれしいです。

 

今回は、名古屋市の㈱ボニトさんの社員であり、だしソムリエ協会認定講師の小笠原香織さんに「お出汁」についての講義をお願いしました。

 

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大変興味深いお話をしていただき、参加者の方に大変喜んでいただけたました。

 

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また、削り器づくりについていろいろお手伝いいただきました。

 

小笠原さんは、昨年の「長良川おんぱく2016『長良杉でつくる鰹節削り器』」に参加してくださいました。

 

昨年は昼食を挟んでの開催でしたが、その時の雑談で小笠原さんがお出汁のプロであることがわかり、その後の展開でいろいろ教えていただいたり助けていただいたりしました。

 

そのご縁で、昨年は㈱ボニトさんで「鰹節削り器づくり」を開催していただきました。

 

また、今年の「おんぱく」では小笠原さんに講師をお願いしたいとずっと前から思っていて、それが実現できてとても良かったです。

 

3人のお子さんを育てている真っ最中の体験からのお話には説得力があります。

 

私も参加者のひとりになって聞き入りました。

 

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小笠原さん、大変ありがとうございました!

 

小笠原さんには写真撮影もお願いして、普段は被写体にならない「のぶちゃん先生」を撮っていただきました。

 

この写真は、引き出しは必ず入るように設計してあるとウケを狙っているところ^^;

 

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この写真は、取っ手のどのようにつけるのか、持ちやすさを実際に試してから選んでくださいと説明しているところです。

 

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カツオ解体君は相変わらず人気ですね!

 

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小笠原さんのカツオ解体君は長男ですが、私の次男もお役に立てたようです。

 

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 引き出し部の取っ手は、桜の枝を切ったものを使用しています。

 

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この部分は桜の枝がベストだと思っているので、これからもこれでいくつもりです。

ただ、枝の調達を怠らないようにしないと、在庫切れになってしまいますからね。

ちょうど良い太さとなるとなかなか無いものですから、、、

 

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取っ手は切った枝をそのまま付けることをお勧めしています。

そのほうが楽ですから、、、

横付けは一手間増えますからね^^;

 

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では、この枝をどのように付けるのでしょうか。

その説明をしています、、、

 

横付けを選択した2人が熱心に聞いています。

 

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そして、この削り器づくりのメイン作業である釘打ちの説明をしています。

 

釘の長さが、22ミリ、16ミリ、13ミリと使いわけます。

 

なぜ、長さが違うのか、面倒がらず説明しましょうね(いつも忘れてしまうのか、敢えて言わないのか、、、)。

 

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ここで年輪の話をするわけです。

 

「夏目」と「冬目」の堅さの違いを説明します。

特に杉はその違いが際立っていますからね。

 

そして、どうしても「夏目」「冬目」と言いたくなってしまうのです^^;

 

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釘打ちの様子です。

 

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組み立てが完了したら、鉋の刃の出し方、鰹節の削り方の説明をします。

 

どこから削ればいいかの説明をしています。

 

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尾っぽ側に残してある皮を持って、頭から削ってくださいと説明しています。

 

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小笠原さんからは、この削り器にふさわしい削り方の説明をしてもらっています。

 

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そして、小笠原さんからお出汁のとり方を説明していただきました。

実際にお吸い物をつくってもらい、みなさんに味わっていただきました。

みなさんに美味しいと喜んでいただきました(^^)

 

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今回時間の関係で「焼きペン」作業は割愛しました。

希望される方には、終了後おこなっていただきました。

 

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そして、午後の部の様子です。

 

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削り器づくりの為の準備では、いままでいろいろな課題を解決してきました。

そのなかで、なお課題の解決策が確立されていないのが、取っ手を取り付ける部材の加工です。

引き出しを本体に入れ込んだとき、隙間が出来ないよう加工しなければなりません。

今回一部の方、特に後半の方の部材で不都合がでました。

その修正の為、予定を変更して小笠原さんにお出汁の話をお願いして、その間に作業しました。

 

どのようにその加工作業をすべきかにいまだに迷っていましたが、結局一番きれいに早く出来るのは、「ノコギリ(この場合小さいノコギリ)」だと、心に決めました。

 

これからはもう失敗しないでしょう!

 

今回参加してくださったみなさんありがとうございました!

 

小笠原さん、ありがとうございました。

 

これからもよろしくお願いします(^^)

 

「鰹節削り器づくり」まだまだ続きますよ\(^o^)/

「かつお節問屋タイコウさんの出汁取り教室~お雑煮付 」を開催します!

 

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かつお節問屋タイコウさんの出汁取り教室~お雑煮付」

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日にち:12月3日(日)

時間:10:30 ~ 14:30

場所:
岐阜木材流通団地協同組合・組合会館
〒509-0108
岐阜県各務原市須衛町7-51
岐阜木材団地内

参加費:6,000円(当日集金します)
 
人数:限定15名

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申し込み・お問い合わせ:のぶちゃん先生(岩出信彦)のメール:
nobu.iwade@gmail.com
にお願いします。

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持ち物:
エプロン・タオル・筆記用具
出汁の持ち帰り用500mlのペットボトル、
飲み物
ランチタイム時の持ち寄りおかず一品
お椀
お箸

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ランチタイムはタイコウさんのお出汁につきたてのお餅、無農薬のお野菜を使ってお雑煮を作ります。

お雑煮一杯は無料ですが、二杯目以降は一杯200円で追加できます。

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講座内容
・本物の鰹節の話
・鰹漁の話
・鰹節を削ってみよう
・鰹節のお出汁を取ってみよう
・お出汁を飲みくらべ
・みんなでランチタイム

※子連れ可能です。託児はありませんので、お子様から目を離さない様お願いいたします。

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3月に岐阜市、6月に北名古屋市で開催し、あっという間に満席になった大好評お出汁教室!

鰹節のタイコウさん
http://www.taikoban.info/renew/
を東京からお招きしてのお出汁教室

上質な鰹節の出汁を体験しませんか 。

一昨年、ミラノで行われた国際博覧会。各国の食文化を展示したこの万博で日本のパビリオンがとても好評だったということをご存知ですか??
並ぶことを嫌がるミラノの人たちが日本の展示を見るためには長時間並ぶことも厭わなかったそうです!!

その、日本のパビリオンに唯一ぎりぎりまで持ち込めなかったものが日本人なら誰でも知っている鰹節
カビをつけたものということで検疫にないから、という理由だったそう。最終的には特別措置ということで許可が下りたのですが、相当大変だったのでは・・

でも鰹節がかび臭いと感じたことがある方いますか??
そもそも鰹節ってどうやって作られているんだろう??
パックの鰹節と塊のままの鰹節って何が違うの??
そしてなんであんなに鰹節は美味しいんでしょーーー!!

日本が世界に誇る食文化、ユネスコ無形文化財にまで登録された日本食の土台をなすお出汁に欠かせない鰹節。

その鰹節を私たちは余りにも知ら無さ過ぎるのかなぁと思ったりします。

そこで「鰹節」と言えばここ!
鰹節のタイコウさんに来ていただき、お出汁教室をしていただこうと思います。

鰹節について語らせたら何時間でも話が尽きない、そんなマニアで楽しいおじさまです。

ぜひ皆様のお越しをお待ちしています。


この教室終了後に、のぶちゃん先生による「長良杉の鰹節削り器づくり」講座を開催します。
参加希望の方は、下記リンクより申し込んでください。
https://www.facebook.com/events/1895841620735227/?context=create&previousaction=create&ref=5&page_id_source=1849432848406678&sid_create=1257249284&action_history=%5B%7B%22surface%22%3A%22create_dialog%22%2C%22mechanism%22%3A%22page_create_dialog%22%2C%22extra_data%22%3A%5B%5D%7D%5D&has_source=1


□キャンセルポリシー □
材料用意の為、5日前からキャンセル料が発生いたします
やむを得ずキャンセルの場合はお早めにご連絡をよろしくお願いいたします。

5・4・3日前キャンセルは50% 
2日前・前日・当日キャンセルは100% 
お支払いをお願いしております。 
どうか体調等整えてご来室下さいませ。

9月最初の組合会館開放日は小学生が大活躍!

9月3日(日)は「鰹節削り器づくり」と「組合会館開放日」でした。

 

参加してくださったのは、それぞれに一組の親子さんでした。

 

「組合会館開放日」のほうは、いつものご家族にお姉ちゃんの友達が一人一緒でした。

 

そのお姉ちゃんは、ここの常連ですからどこに何があるか頭に入っています。

 

お友達をリードして作業に励みます。

 

設計図も書いてきました。

 

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カーポート付きのお家(お部屋)づくりです。

 

大人の手を少しは借りましたが、ほとんど自分たちで作りました。ガンバリました。

 

素敵なものが出来上がりましたね。

 

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そして、「鰹節削り器づくり」のほうは男の子でした。

 

彼は、総菜屋Mam825さんの「夏休みお店体験」に参加し、その時私がお客さんとしてランチをご馳走になりました。

 

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Mamさんのところにある「のぶちゃんの鰹節削り器」を見て作ってみたいとのことで、今日来てくれました。

 

小さい時からものづくりが好きで、いろいろなものを作ってきたとのことです。

 

納得です!

 

釘打ちがとても上手でしたし、こういう時はこうするんだと自分から進んで作業をしていました。

 

とても感心しました!

 

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1時間かからず組み立ては完了しました。

 

良い出来上がりです。

 

そして、「焼きペン」。

 

恐竜の足跡だそうです。

 

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これはお母さんが描きました。

 

うまい!かわいい!

 

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「鰹節削り器づくり」と「組合会館開放日」の同時進行に、あしながバチの度重なる侵入と賑やかでしたが、「お子さんが参加し作業してくれる」という喜びをあらためて肌で感じた一日でした。

 

今日参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

 

これからもよろしくお願いします。

 

そして、、、

 

9月は組合会館開放日の設定が多いです。

 

皆さんの参加をお待ちしています(^^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月の「のぶちゃん先生の木工教室」の日程です

9月の日程です。

日程といえるほどのものではありませんが、、、、

 

以下の日は「組合会館」が開放できます。

 

午前9時30分から午後4時まで

 

ご都合の良い日時を連絡いただければ居るようにします。

 

つくるものは、鰹節削り器でも良いですし、事前準備が大変なもの以外ならOKです。

 

参加希望の方は、

nobu.iwade@gmail.comまでメールをいただくか、

メッセンジャーにてご連絡ください。

 

9月16日(土)

 

  17日(日)

 

  18日(月)

 

  23日(土)

 

  24日(日)

 

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今抱えているいる課題は、

(忘れているものが無ければ、、、)

 

・鰹節削り器づくり

・桜の樹皮付きスプーン

 

・オセロ

・将棋

・カティングボード

・樽をなんとか出来んか?

・道具箱

 

このうち桜の樹皮付きスプーンづくりは、市内の某小学校の依頼で、実施は10月末。時間はあるとはいうものの、準備が結構大変なので今から対策をしておかないと間に合わない。

まずは桜の枝を調達しなければならない。寒くなってから切るのが良いのだが、待っていられないし、水の吸い上げもひと段落したことだろう。

そこで、まずは9月16日・17日・18日の三連休のうちに裏の組合所有の雑木林で山桜を捜して枝を調達しよう。

それを適当な長さに切って半割にする。

そこまでを、この三連休にしたいと思っている。

 

オセロと将棋のリクエストが多いので、その準備もしなければならない。

のぶちゃんコレクションに盤にするいいものがあるが、板が分厚いので厚みをおとさなければならない。

「はしもと図工室」さんに依頼しよう。

桜の枝は昨年からの持越しがある。樹皮付きスプーンには細いのが多いし、乾燥して堅くなっていて作業が大変だ。

オセロの石にするのに適当な太さのものを選別しておこう。

この枝を適当な大きさに切ることと穴あけ(危なくなさそうなら)は参加者にやってもらおう。

 

将棋のことは勢いでできそうだ。

 

樽?と道具箱の試作品は来週中に作ってみる。

どのような結果になるか、作ってみないとわからないが(^_^;)

 

以上です。

 

日程に変更があれば、ブログにてお知らせします。

 

よろしくお願いします(^^)

 

 

 

手づくりする!鰹節削り器 in 愛知県北名古屋市

 8月22日(火)午後2時から午後4時まで愛知県北名古屋市にある「LIDIA Studio]」にて「手づくりする!長良杉の鰹節削り器」ワークショップを開催しました。

 

(以下、主催者の渡辺ひさこさんからいただいた写真を多く使わせていただいています。渡辺さんありがとうございます。)

 

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参加者は3組の親子さんでした。

 

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主催してくださった渡辺ひさこさんありがとうございました。

 

素敵なスタジオですね!

 

置いてある商品も良いですね♪

 

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また行きたいです!!!

 

さて、岐阜県各務原市須衛町にある我が拠点「組合会館」から現地までは距離にして27キロ、車での所要時間1時間との検索結果。

 

なんと!近~い!!!

 

有料道路利用は時間的には同じですが遠回りになります。

下道では犬山市経由と江南市経由がありますが、江南市経由を選択しました。

我が「拠点」から5分もかからず県道17号(通称:江南関線)にのり、そのままひたすら道なりに行きます。近づくにしたがって左折だの右折だのとありますが、非常にわかりやすいです。

そしてこの道、みなさん安全運転でゆっくりと走っているので、あたりの景色を眺める余裕があります。

江南・岩倉など名鉄犬山線の駅名でお馴染みのところを通ります。

なぜか懐かしい気持ちになりました。

 

そして、ゆったりした気持ちでとても素敵なところに到着しました。

 

nagoya.identity.city

 

 13時過ぎに到着し、作業のための荷物を降ろしました。

会場は設営していただいていたので、作業をするためのセッティングをおこないました。

 

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 作るために必要なものは、まずは当然「鰹節削り器づくりキット」、何は無くてもこれが無ければ始まりません。しかし、出張の時は出発直前までこれを車に乗せたかと不安になります。早く出発してしまえばいいのにね。

 

ボンド・玄能・釘・錐・鉛筆・レジュメ・紙やすり・支え板・補助材・作業台・下敷き用段ボール箱、木槌・取っ手材料等(順不同)となるわけです。

 

今回時間の関係で、磨きは粗方こちらで行っておきました。

細かい所は参加者が自宅で行ってもらうようお願いしました。

 

さて、作業を開始しましょう。

 

今回は、まず最初に短時間でしたが押さえておきたい木についての話をしました。

 

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 杉について、年輪、夏目・冬目、板目・柾目、木口・木端、などについてです。

 

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「夏目」は正確には「早材(春材)」、「冬目」は「晩材」と言うべきなのですが、「夏目」はどんな字を書くのかの説明で、伝説の女優「夏目雅子」(大好きだったなぁ~)を引き合いに出したら、ことのほか受けたので、それ以来ず~っとそれをネタに使っています。これからは、「夏目雅子」と言った後に「早材(春材)」と正しい呼び名に訂正することにしよう(レジュメには早材・晩材としてあります)。

 

さて、制作にかかりましょう。

 

蓋は作成済み、カンナの刃は調整済みですから、これらは最後まで使わないので、横に置いておきます。

まずはボンド付け。本体の部分をおこない次に引き出しの部分をおこないます。

釘打ちの下穴があけてあるのとあけてないのがあります。

穴のあいてないのが底に、穴をあけてあるのは側面になります。

それぞれに番号がふってあります。間違えないように組み合わせましょう。

 

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ボンドを底板の番号が書いてある側面に塗ります。

 

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竹串があります。ボンドをきれいに引き延ばすのに使いますが、手を汚さないというのも目的です。

 

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カンナ台を乗せる支えの板ですが、ここは向きを指定していませんので、どの面を外に向けるかも見ながらボンド付けをおこなっていただきます。

 

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引き出しの部分も同じように行います。

 

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ボンドを乾かせる間に引き出しの取っ手部の作成です。

 

取っ手は桜の枝を切ったものを使います。

(桜の枝が人気なのでこれに統一することにしました)

 

取っ手の付け方は3とおりあります。

(写真は2とおり分です)

 

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枝そのまま、枝加工縦置き、枝加工横置き、と3とおりあるわけですが、実際に持ちやすさ、引き出しやすさを確かめてもらいます。

 

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この取っ手部の板は釘打ちの下穴をあけてあるのはもちろんですが、出し入れ調整のための加工がしてあります。この部分は試行錯誤して最近はきれいに仕上げておくことが出来るようになりました。

 

そして、桜の枝を選んでもらい釘を打つ側に錐で少し下穴をあけてもらいます。

 

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 取っ手用板の裏側から長さ16ミリの真鍮釘を打ち込みます。

 

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接着面にボンドを塗り裏から打ち込みます。

打ち込み不足だと取っ手がぐらぐらするので、出来る限り思いっきり叩き込みます。

 

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ここまで出来たら、いよいよメインイベントの釘打ちにはいります。

 

ここが一番楽しいのではないでしょうか。

 

お子さんの目が輝きます。

 

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真鍮釘22ミリが基本で、16ミリ、13ミリと打ち分けていきますが、長さの違いにはそれぞれ事情があるのですが、ここでは割愛します。

改良を加え釘の飛出しはほとんど無くなりましたが、それでも慎重におこなってもらっています。

釘打ちは夢中になりますね。

 

そして、釘打ちがすべて終わったら取っ手になる板を、引き出し本体に取り付けます。

ここの取り付けの時段差が出来ると引き出しの出し入れがスムーズにおこなえないので、慎重に取り付けます。

 

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 取っ手をつける木口面にボンドを塗ります。

 

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 真鍮釘長さ22ミリで2か所とめます。

 

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取っ手部分の取り付けが終わったら、組み立てが完了です。

本体に引き出しを入れてみましょう。

ここで調整が必要な場合もありますが、その場合は私も協力して仕上げます。

 

なお、蓋の裏面に彫り込みをしてある部分がありますが、それは出ているカンナ刃の保護が目的です。

 

無事完成しました。

 

次は、お待ちかねの「焼きペン」です。

それぞれ、思いのまま書いてもらいます。

エンドレスになりそうなので、30分という時間制限を設けています。

 

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そして最後にカンナの刃の出し方、鰹節の削り方を説明し、実際に体験していただきます。

 

 試し削り用に「タイコウ」さんの鰹節を3本用意し、みなさんに削っていただきました。

 

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最初はなかなかうまくいきませんが、うまく削れた時はうれしいですよね。 

 

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何回も削ってみてください。

 

主催者の渡辺さんからタッパーを提供いただきましたので、試し削りしたものを持ち帰ってもらいました。

 

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 今回は、木槌と作業台を必要アイテムとして購入していただきました。

 

これからは、これらを必要セットとして用意し、必要とされる参加者の方にお分けしたいと思います。

 

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 参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

 

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主催してくださった渡辺ひさこさん、本当にありがとうございました。

 

これからもよろしくお願いします(^^)