2017年版鰹節削り器が始動!大阪編ですねん♬
6月17日(土)に大阪市淀屋橋、6月24日(土)に吹田市で鰹節削り器づくりWSをおこないました。
今回分から少し仕様を変えていますので、「2017年版鰹節削り器」と呼ぶことにしましょう。
この鰹節削り器は、岐阜県岐阜市で毎年秋に開催されている体験型イベント「長良川おんぱく」にエントリーすることからはじまりました。
2015年から鰹節削り器づくりをしていますが、2015年版は「鰹節削り器博物館」で埃をかぶっています(笑)
2016年版は2016年8月からスタートし、バージョンアップを繰り返し、完成度が高くなって約150台近くを製作しました。
今回の改良で削り器としてはほぼ完成形と位置付けていいでしょう。
来月末の愛知県岡崎市で合計200台を超えるでしょう。
これからの課題は、作ったあとの「削り方」の指導です。
淀屋橋では(有)タイコウの稲葉泰三さんが削り器づくりに参加してくださいました。
その中でミニ講習をしてくださいました。
本当にありがとうございました!!!
いままでは「作ること」に手いっぱいで「削り方」「刃の出し方」が疎かになっていました。
これからは、削り器を早く仕上げ、それを如何にしたら家庭で使っていただけるかに重点を置いて講座を進めていきたいと思っています。
さて、今回の改良は、鉋台と蓋のところです。
糸のこ盤での作業は一台あたり3枚ありましたが、今回から以下の写真のように一枚にしました。
他の2枚は切り抜きではなく、貼り付けにしました。
こんな準備作業もやっていますよ。
引き出しの取っ手をつける部分の板が課題と言えば課題です。今回もこの部分に改良の余地があることをあらためて認識しました。
しかし、解決の目途はたっています。
ここは企業秘密?!(笑)
この削り器では、引き出しがこれくらい出るようにしています。
ここで、出し入れの「止め」の役割をしようというわけです。
「ちょっと出た」感もオシャレでいいんじゃないでしょうか。
手づくりは手づくりでいいのですが、「治具」の使用の大切さを痛感しました。
今回準備で思った以上に手間取りました。その中からいろいろ気づきもあったわけですが、準備作業を効率化し、他の必要なことに時間を振り分けることがとても大切だと思いました。
「柄を合わせる」のも手慣れてきましたよ。
ギリギリまで準備に追われました。
直前にならないとエンジンがかからないのを何とかしなければなりません!
淀屋橋では写真が撮れていなかったので、集合写真だけですが、とても楽しかったです♬
2週続いての開催はなかなか大変ですね。
準備が遅れていて直前までバタバタしてしまいました。
そして、無事吹田市での当日を迎えることができました。
午前の部と午後の部の集合写真です。
写真でもわかるように、それは楽しいWSでした!
場所も専用の木工室で新しくきれいな快適な環境の中で作業をすることができました。
午前の部の様子です。
みなさん、いい出来栄えです。
鰹節もうまく削れました。
午後の様子です。
無事完成しました。みなさん磨きも熱心でした。「焼きペン」作業も個性的で楽しいものが出来上がりました。
そして、鰹節もうまく削れましたね。
つい手が伸びてしまいます!
午前と午後は雰囲気が違いましたが、どちらも楽しい時間を過ごすことができました。
子どもさんが、熱心に作ってくれたことがとても嬉しかったです。
これからのひとつの方向を示してくれた一日でした。
参加してくださったみなさん、そして主催者様、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします(^^)